
水回りをこよなく愛する
ST水道メンテナンス株式会社のエース
「シンちゃん」こと斎藤 槙也の
心温まるブログです。
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蛇口の部品交換でスプレーはNG|使うと水漏れの原因になる理由
蛇口の修理をしていると、たまにあるんです。
いや、“たまに”って言いましたけど、
正直なところ、そこそこあります。
現場で工具広げて、「あーこれ固いな…」なんてやってると、
だいたい年数もそれなりに経ってる蛇口で、びくともしないやつ。
こういうときって、一回車に戻るんですよね。
長い工具とか、ちょっと強めにいけるやつを取りに。
で、戻ってくると――
「スプレーかけといたから外れやすくなったよ!」
っていう、めちゃくちゃありがたい一言。
いや、ほんと気持ちは嬉しいんですよ。
むしろ優しさの塊です。
「やってくれたんだなぁ」って普通に思います。
…ただですね。
水道に関しては、それがちょっと危ないんです。
このあと、だいたいこんな空気になります。
「おお、ありがとうございます!」
って言いながら触ってみると、
さっきより動きは軽くなってる。
「あ、いけそうだな」と思って、そのまま作業を進めるんですが――
ここにちょっとした落とし穴があります。
蛇口って、外から見えている部分はほとんど金属なんですが、
実際には中にゴムや樹脂の部品が入っていて、水を止める役割をしています。
で、こういうときに使われるスプレーは、
金属同士の固着には効果がある一方で、そういった内部の部品にはあまり相性がよくありません。
結果としてどうなるかというと、
作業自体は問題なく終わるのに、
あとから「なんかにじんでるな…?」という状態になることがあります。
つまり、
👉 外すことはできるけど、そのあとに影響が出る可能性がある
というパターンです。
これがちょっと厄介で、
作業前は何も問題なかったのに、
作業後に不具合が出ることもあるので、
「さっきまでは大丈夫だったのに…」という話になりやすいんですよね。
スプレーを使うと逆効果になる理由|実は中の部品がダメージを受ける
じゃあ、なぜ水道の蛇口にスプレーを使うと良くないのか。
ここ、意外と知られていないんですが、
原因は「中に入っている部品」にあります。
蛇口って外から見ると金属のかたまりに見えますが、
実際には中に
-
・ゴムパッキン
-
・樹脂部品
といった、水を止めるためのパーツが入っています。
一方で、あのスプレーの中身はというと、
金属の固着をゆるめるための油分と溶剤です。
ここで何が起きるかというと、
その溶剤がゴムや樹脂に触れることで、
状態を変えてしまう可能性があります。
実際の現場感覚でいうと、
👉 パッキンがダメになってしまい、水漏れの原因になるケースが多いです
さらにややこしいのが、
この変化はその場ですぐ出るとは限らないという点です。
作業が終わったあとに
「なんかじわっと漏れてきてる…」
というケースも普通にあります。
善意でやってくれたことなのに、
その一手がきっかけで部品を傷めてしまい、
気づけば
👉 他の部品の交換
👉 もしくは蛇口本体ごと交換
という流れになることもあります。
ちょっとしたことなんですが、
結果だけ見ると、けっこう大きな話になってしまうんですよね。
正しい対処方法|触らないのが一番安全です
結論はシンプルです。
👉 触らないのが一番安全です
今回のケースでいうと、
スプレーを使わなければ、
そのまま問題なく作業は終わります。
逆に、
良かれと思ってスプレーをかけてしまうと、
👉 部品を傷める
👉 水漏れの原因になる
といったトラブルにつながります。
現場として一番助かるのはこれです
工具を取りに戻ったときなどは、
👉 そのままの状態で待っていただく
これだけで問題ありません。
しかもこれ、いつも困るのが、
👉 スプレーを使って手伝ってくれるお客さんって、だいたいいい方が多いんです。
気を遣ってくれていたり、
「少しでも楽にしてあげよう」と思ってくれていたり。
だからこそ、
👉 すごく言いづらいんですよね。
「やらないでください」とも言いにくいし、
かといってそのまま進めるとリスクはある。
現場としては、ちょっと複雑な場面です。
…ま、言うんですけどね。
ちゃんと説明して、
「これ使うと逆に水漏れの原因になるので、このままで大丈夫です」
ってお伝えします。
ほとんどの方は「あ、そうなんですね!」って納得してくださるので、
やっぱりいいお客さんなんですよね。
