水回りをこよなく愛する
ST水道メンテナンス株式会社のエース
「シンちゃん」こと斎藤 槙也の
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水抜き栓とは?何のためにあるのか、使うタイミングも解説

現場でお客様からよく聞かれる質問があります。

「このバルブ、なんで2つあるんですか?」

……たしかに。

毎日見ている私たちは何とも思いませんが、初めて見た人からすれば、

「どっちも同じ形じゃん。」

となるのは当然です。

しかも、試しにどちらも閉めてみると、どっちも家の水が止まる。

そうなると、

「いや、1個でよくない?」

という結論にたどり着きます。

実際、この質問は結構いただきます。

でも、水道屋からすると、

「いやいや、この2つは全然違う仕事をしているんですよ。」

という話なんです。


見た目は双子。でも役割は別人。

水道メーターの手前にあるのは、水を止めるためのバルブ。

そして、水道メーターのすぐ後ろにあるのが水抜き栓(不凍栓)です。

どちらも水を止められます。

だから余計に紛らわしい。

でも、水抜き栓はそこからもう一仕事します。

そう。

水を抜く。

名前そのままじゃないかと思われるかもしれませんが、本当にそのままです。

これが山梨ではかなり重要になります。


山梨の冬は、水道にも容赦がありません。

冬の朝、車に乗ろうと思ったらフロントガラスがガチガチ。

ドアを開けた瞬間、

「寒っ!」

と思わず声が出る。

そんな日は、人間だけじゃなく、水道管も震えています。

……いや、震えてはいません。

でも、配管の中に残った水はしっかり凍っています。

そして水は、凍ると膨らみます。

その力で水道管が割れたり、蛇口が壊れたりすることがあります。

だから水抜き栓で水を抜いておく。

たったそれだけのことで、大きな修理を防げることもあるんです。


「たぶん大丈夫」が一番危ない

冬に旅行へ行く。

実家へ帰省する。

数日家を空ける。

「まぁ大丈夫でしょ。」

そう思った結果、帰宅したら家の中が水浸し。

これは脅しではありません。

実際にある話です。

もちろん、すべての家で起こるわけではありません。

でも、寒冷地では決して珍しいことでもないんです。

だから山梨では、水抜き栓が今でもしっかり活躍しています。

普段は地味な存在ですが、冬になると一気に主役級。

スポットライトが当たるのは一年のうち数日ですが、その数日が家を守ってくれるんです。

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