水回りをこよなく愛する
ST水道メンテナンス株式会社のエース
「シンちゃん」こと斎藤 槙也の
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山梨では当たり前。でも意外と知らない「不凍水栓柱」の仕組み

こんにちは、ST水道メンテナンスの斎藤です。

最近はもう暑くなってきて、正直、冬なんて全然想像できません。

先日、北杜市の釣り堀へ行ってきました。

タイミングが良かったのか、なんと誰もいません。

貸し切りです。

……いや、正確には妻と二人占めです。

私は釣りが好きなんですが、妻からは、

「山はクマさんが出るからやめて。」

と、よく言われます。

まあ、分かります。

私も怖いです。

今回は妻も一緒だったので、無事に許可が出ました。

そして、のんびり釣りをしていると――

ガサガサ……。

後ろのほうから音がします。

……。

ガサガサ……。

……あ。

これ。

クマかもしれない。

急に変な汗が出てきます。

でも、恐る恐る振り返ると、

そこにいたのは、

釣り堀の管理人さんでした。

しかも、管理人さんは私のことなんて全く気にせず、用具の整理をしていただけ。

何なら、一番驚いていたのは私です。

……。

本当にすみませんでした(笑)。

そんなわけで、最近は暑くて冬のことなんてすっかり忘れています。

でも、水道屋という仕事をしていると、毎年必ず思い出す設備があります。

それが、

不凍水栓柱です。

山梨県にお住まいの方なら、一度は見たことがあるであろう、家の外に立っているあの水栓です。

おそらく、

「家に付いていて当たり前」

という感覚の方が多いのではないでしょうか。

私もそうです。

むしろ、付いていないと少し違和感があります(笑)。

でも皆さん。

なぜ『不凍』なのか、考えたことはありますか?

「凍らない特殊な材料でできているのかな?」

「ヒーターでも入っているのかな?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、実は違います。

不凍水栓柱は、

『凍らない』のではなく、『凍る場所に水を残さない』

という考え方でできています。

水抜きハンドルを操作すると、地上部分の配管に残っている水が地中へ排水されます。

そして、配管の中が空っぽになる。

当然ですが、

水がなければ、凍ることもありません。

ものすごくシンプルです。

でも、このシンプルな仕組みのおかげで、寒い山梨の冬でも屋外で水を使うことができています。

ただ、この不凍水栓柱。

山梨ではあまりにも身近な設備なので、普段はほとんど意識されていません。

庭の水やりをしたり。

洗車をしたり。

ホースをつないで使ったり。

当たり前のようにそこにあって、当たり前のように使っています。

だからこそ、

「不凍水栓柱には水抜きハンドルがある」

ということ自体を忘れてしまう方も少なくありません。

そして毎年冬になると、

「水が出ないんです……」

「凍ってしまったみたいで……」

というご相談をいただくことがあります。

私たちからすると、冬の風物詩と言ったら少し大げさかもしれませんが、それくらい毎年のようにあるご相談なんです。

それだけ、不凍水栓柱という設備が山梨の暮らしに溶け込んでいる、ということなのかもしれません。

普段は何気なく使っている設備ですが、実は寒冷地ならではの知恵が詰まった、とても賢い設備。

それが、不凍水栓柱なんです。

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