
水回りをこよなく愛する
ST水道メンテナンス株式会社のエース
「シンちゃん」こと斎藤 槙也の
心温まるブログです。
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打ち水ってなんで涼しくなるの?
最近、本当に暑いですね。
現場から帰ると、まずエアコン。
その次に冷蔵庫。
そしてアイス。
最近は家に帰った瞬間にアイスを食べないとやってらんない斎藤です。
この前もコンビニでアイスを買ったんですが、店を出た瞬間に
「……暑っ。」
アイスが溶けるのが先か、家に着くのが先か。
毎年この時期はそんな勝負をしています。
そんな暑い夏になると、お店の前や家の前で打ち水をしているのを見かけますよね。
小さい頃は、
「水をまくだけで涼しくなるわけないじゃん。」
なんて思っていました。
でも、大人になって理由を知ると、
「なるほど、ちゃんと理屈があるんだ。」
と感心しました。
実は、打ち水が涼しくなるのは気のせいではありません。
ちゃんと科学的な理由があります。
水は熱をもらわないと蒸発できない
水は、そのままでは空気中へ飛んでいけません。
液体の水が空気中へ飛んでいくためには、水蒸気になる必要があります。
この現象を蒸発といいます。
でも、蒸発するためにはエネルギーが必要です。
そのエネルギーを、地面や周りの空気からもらっています。
このとき奪われる熱を**気化熱(蒸発潜熱)**といいます。
つまり、
水が蒸発する
↓
周りから熱を奪う
↓
地面や空気の温度が少し下がる
だから、打ち水をすると涼しく感じるんです。
実は今、この瞬間も「湿り空気」の中で生活しています
「湿り空気」と聞くと、梅雨のジメジメした空気を想像するかもしれません。
でも実は違います。
私たちが普段吸っている空気には、必ず水蒸気が含まれています。
建築設備や空調の世界では、この空気を湿り空気と呼びます。
打ち水をすると、水が蒸発して空気中の水蒸気が増えます。
つまり絶対湿度は上昇します。
一方で、水が蒸発するために必要な熱は周囲から奪われるので、空気の乾球温度は下がります。
これが「蒸発冷却」と呼ばれる現象です。
汗も、水スプレーも、実は同じ
そう考えると、人間ってよくできています。
暑いと汗をかきますよね。
あれも、汗が蒸発するときに体の熱を奪ってくれるから体温が下がるんです。
夏に水スプレーを腕へ吹きかけるとスーッとするのも同じ。
打ち水も同じ。
全部「水が蒸発するときに熱を奪う」という、同じ仕組みです。
昔の人はすごい
昔の人は「気化熱」や「絶対湿度」なんて言葉は知らなかったと思います。
それでも朝や夕方に打ち水をするのが一番涼しいことを経験から知っていました。
理屈は知らなくても、暮らしの中で答えを見つけていたんですね。
こういう昔からの知恵を調べてみると、意外と建築設備や空調の考え方につながるものがたくさんあります。
身近な「なんで?」を知ると、毎年見ていた打ち水も少し違って見えてくるかもしれません。
